Cinema 4Dとは&できること3選(作品例あり)3DCG制作ソフトBlender・Maya・3DS MAX・Houdiniとの比較

Cinema 4Dとは&できること3選(作品例あり)3DCG制作ソフトBlender・Maya・3DS MAX・Houdiniとの比較

Cinema 4Dとは、3DCG制作の全工程(モデリング・アニメーション・カメラ・ライティング・レンダリング)を1人で完結できる統合型の3DCGソフトウェアです。
ドイツに本社を置くMAXON Computer(マクソン・コンピューター)が開発しています。
※Cinema 4Dは、Microsoft Windows・macOSの両方に対応しています。
参考:動作環境

「統合型」3DCG制作ソフトとは:
3DCG制作における全工程の一般的な機能を備えています。
モデリング・アニメーション・カメラ・ライティング・レンダリングなど、1つのソフトウェアで3D作品を完成させられます。

「特化型」3DCG制作ソフトとは:
3DCG制作における各工程の機能のみを充実して備えています。
モデリングが中心となっているソフトウェアは「モデラー」、レンダリングが中心となっているソフトウェアは「レンダラー」と呼びます。

3DCG製作を行う上で、パソコンの知識はあると便利です。各パーツの簡単な解説は、以下の記事を参考にしてください。

3DCG制作のおすすめデスクトップPC【初心者/中級者/上級者】(BTOパソコンメーカー9選)

またパソコンに関するデバイス・パーツの購入はセールを利用して、なるべく損を減らしましょう。数量限定のものもあるため、時折チェックしてみてください。

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Cinema 4Dでできること3選!Maxon製品で何ができるのか

Cinema 4Dでできることは以下の通りです。

  • モーショングラフィックス
  • キャラクター制作
  • 建築パース

Maxon公式が出しているCinema 4Dにより制作されたDmo Reelを見ると鳥肌が立ちます。凄すぎて自分には無理だと引かないでください、僕も無理です。僕らが目指すところはもっと手前で十分です。
参考:GALLERY
参考:ニュース/フィルム

Cinema 4Dを最安値で購入できる方法は以下の記事で解説しています。

モーショングラフィックス

モーショングラフィックスといえばAdobeのAfter Effectsを使用して制作することが多いです。そこへ3DCGの表現も加える際にCinema 4Dが強力なツールとなります。つまりAfter EffectsとCinema 4Dとの組み合わせは、モーショングラフィックスでの表現を最大限に高めます。

Cinema 4Dなら素早く直感的な操作で3Dモデルが作れて、形状や角度、位置、スケールなどをパラメータで調整できます。
またCinema 4D は、After Effectsと同様にキーフレームを打ちながらアニメーションのタイミングをコントロールします。

モーショングラフィックスとは:

静止画としてのグラフィックデザインに動きや音を加え、映像にしたものです。
ポップに動く企業ロゴ、BGMに合わせて出現するテキスト、ストーリーに沿って躍動するイラストなど。電車内のデジタルサイネージ(電子的な表示機器を使って情報を発信するメディア)、テレビCM、ミュージックビデオ、Web広告、イベント映像、プロジェクションマッピングなどで使用されます。
モーショングラフィックスを活用することで静止画より豊かな表現となり、メッセージ性や訴求効果が高まります。

インフォグラフィックスアニメーションとは、グラフ、図、表、イラスト、チャート、ダイアグラムなどを用いてアニメーション映像にしたものです。

キネティック・タイポグラフィとは、文字をアニメーション映像にしたものです。

参考:Webinar: Cinema 4D MoGraph – Motion Graphics Made Easy
参考:Animated 3D Infographics – Cinema 4D Tutorial
参考:佐川グローバルロジスティクス 会社紹介ムービー Corporate Profile movie
参考:羽田空港のこれから~運用概要編~

After EffectsとCinema 4Dはシームレスな連携ができる

After EffectsにCinema 4D Lite(一部機能制限版)が付属していることからも分かるように、両者は連携できます。
参考:Cinema 4D Liteの使い方

After EffectsとCinema 4Dとの連携例
・Cinema 4Dで作ったカメラの動きやライト、オブジェクトの位置などをAfter Effectsへ持っていける
・After Effectsのシェイプやフォント、トラッキングしたカメラ、3D平面をCinema 4Dに持っていける
※Illustrator、Photoshopとも連携できます。

参考:After Effects との連携 – Maxon
参考:Cineware for After Effects – Maxon
参考:After Effects での Cinema 4D および Cineware ファイルの作成
参考:After EffectsとCinema 4Dの連携について|Maxon – note

Cinema 4Dは「非破壊」:モデリングやアニメーションの修正が簡単

3DCG制作ソフトにおけるCinema 4Dの優位性は、非破壊な点です。
参考:Cinema 4Dが非破壊と言われる理由
参考:パラメトリックモデリング

主に以下のツールがモーショングラフィックスに役立ちます。

デフォーマ、ジェネレータとは:
オブジェクトの元の形を保存しながら、形状を複雑に変形できる。
形状が変わっていく過程をアニメーション化できる。
アニメーションにキーフレームは不要で、パラメータにより調整、修正する。

MoGraph(モーグラフ)とは:
オブジェクトのクローンをいくつも作成し、複製したクローンを自由に配置できる。
徐々に数を増やす様子をアニメーション化できる。
アニメーションにキーフレームは不要で、パラメータにより調整、修正する。
参考:アニメーション MoGRAPH
参考:Cinema 4DのMoGraphという機能について

キャラクター制作

ポリゴンを増やしたり、分割したり、くっつけたり、用意された各種ツールでキャラクターがモデリングできます。もちろん作ったキャラクターは自由自在に動かせます。

テレビアニメ「ケムリクサ」「けものフレンズ」はCinema 4Dで制作されており、自主制作での使用事例も出てきています。
参考:アニメ『ケムリクサ』公式サイト
参考:けものフレンズプロジェクト
参考:業界でも珍しいツールで制作 フルCGインディーアニメ『HUEMAN』無料公開

キャラクターモデリングの流れは以下の通りです。

  1. キャラクターのモデリング(2Dの素材を下地としてポリゴンによるモデリングを行う)
  2. UV展開(テクスチャーを投影するためにモデルの展開図を作成)
  3. テクスチャー作成(色と質感をつけるため肌や布などのテクスチャーを作成、UVにはりつける)
  4. セットアップ(人間らしい動きとなるようボーンを設置し、各部位の動きをセットアップする)
  5. リギング(ボーンと紐づいた3Dキャラクターをアニメーションしやすく調整する)

建築パース

Cinema 4Dは建築業界でも使用されます。図面(画像)やCADデータを読み込めます。
筆者は建築に関する知識はありませんが、インテリア設計者がvector worksで図面を書いてデータを変換することなくモデリングに利用できるようです。詳しくは以下のリンクを確認してください。
参考:Cinema 4D建築パースセミナー
参考:Cinema 4D建築パース制作セミナー
参考:MAXONユーザーミーティング2014: 建築事例 / スペースラボ様

Cinema 4Dへの乗り換え(3DCG制作ソフトBlender・Maya・3DS MAX・Houdiniとの比較)

以下の3DCG制作ソフトを比較しています。

  • Cinema4D
  • Blender
  • Maya
  • 3DSMAX
  • Houdini

Cinema 4Dに最適な「パソコン」「モニター」を準備

3DCG制作ソフトを利用するために必要な「BTOパソコン」or「自作パソコン」をコスパ良く用意しましょう。Cinema 4Dを使用する場合、Maxonが推奨するスペックを満たす必要があります。以下の記事を参考にしながら、今使用しているPCのスペックと比較してみてください。

デスクトップPCだと「大きい・重たい・外出先で作業できない・引越しが大変」という方には、「小さい軽い・持ち運びできる・引越しが簡単」なノートPCがおすすめです。デスクトップPCより値段は高めですが、「コンパクト性」を重視する人にノートPCはおすすめです。

高性能な「PC(CPU・GPU)」の性能を最大限発揮するためには、一定スペックの「PCモニター」と「映像出力のケーブル」が必要です。映像が出力されるまでの各工程でボトルネックを作らないようにしましょう。PC(CPU・GPU)映像出力ケーブルPCモニター」それぞれの性能のバランスをとってください。

Cinema 4Dをやるべき人

Cinema 4Dをやるべき人は、以下の通りです。

  • モーショングラフィックスに興味がある(MoGraph機能が強力)
  • Adobeを使った映像制作経験がある(特にAfterEffectsとの連携がシームレス)
  • 個人で3DCG制作の仕事を完結させたい(全工程を自分1人で行える)
  • フリーランスを目指している(独学でスキルを身に着けやすい)
3DCG制作ソフト
Cinema 4D
Blender
Maya

3DS MAX

Houdini
運営Maxon ComputerBlender FoundationAutodeskAutodeskSide Effects Software
種類統合型統合型統合型統合型統合型
主な用途 映画
広告
テレビ番組
その他
アニメ
ゲーム
その他
アニメ
ゲーム
その他
アニメ
ゲーム
建築土木
その他
映画
CM
ゲーム
その他
特徴
(得意分野)
小規模・個人でモーショングラフィックスなどの映像製作ができる。特にAfter Effectsとの親和性が高く、シームレスな連携が可能。UIに優れているため初心者でも扱いやすい。オープンソースで開発されているため無料で使用でき、さらに本格的な機能を持つ。CGキャラクター制作や3Dモーションで利用されるが、求人案件は少ない。ソフトにあらかじめ備わったアニメーションやエフェクトを比較的簡単に実行できる。スクリプトを作成して独自の機能をもたせられる。アニメーションやエフェクト系のプラグインが豊富で、機能の拡張性が高い。CADソフトとの連携により、建築物の完成予想イメージが表現できる。VFX(Visual Effects:特殊視覚効果)の制作現場で主に使われており、煙や粉じん、蒸気、爆発、水滴などの表現が得意。ノードベース(パラメータをつなぎ合わせる手法)で論理的に3DCG制作を行う。
おすすめ
対象者
モーショングラフィッカー、フリーランサー、個人や小規模プロジェクト向き無料で使いたい、趣味で3DCG制作がしたい、個人でキャラクター制作がしたい制作会社で勤務したい、大規模プロジェクト向き、スクリプトでカスタマイズしたい制作会社で勤務したい、中規模以上のプロジェクト向き、プラグインを使いたいリアリティある美しいVFX表現がやりたい、プログラミングが得意
デメリットモーショングラフィックスに強化しており、ゲーム分野に少し弱い今後も開発が続くか不明、UIが独特で使いづらい料金が高い、機能が膨大で個人のプロジェクトに不向き料金が高い、AutodeskはMayaを重視している習得が難しい、導入している制作会社が少ない、PCへの負荷が高い
参考価格
(1年契約)
約9.4万無料約28.6万約28.6万約12.9万
公式サイト
(取扱製品)
詳細詳細詳細詳細詳細
3DCG制作ソフトの比較(Cinema 4D・Blender・Maya・3DS MAX・Houdini)

Cinema 4Dをやるべきでない人

Cinema 4Dをやるべきでない人は、以下の通りです。

  • サブスク料金を払いたくない(無料で使うならBlender一択)
  • 大規模プロジェクトに関わりたい(Mayaか3DSMAXが主流)
  • ノードベース(パラメータをつなぎ合わせる手法)で3DCG制作がしたい(Houdiniの手法)

CG業界で活躍されている田崎陽太さんのツイートを引用します。

https://twitter.com/tasaki_yota/status/1517519682513027073?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1517519682513027073%7Ctwgr%5E21cc57bcac8ed33f5cbe8d8f8bc853be634369e6%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fizuka-effects.com%2Fcinema4d-reason%2F

Maya・3ds Maxユーザーなら「デジハリ・オンラインスクール」で学習して案件獲得がおすすめ

「Maya」か「3ds Max」かを利用する人でオンライン学習でおすすめなのが「デジハリ・オンラインスクール」です。受講期間中は「Maya」か「3ds Max」かを無償で利用できます。
また受講生限定の非公開求人を閲覧でき、フリーランスでも案件獲得までサポート。
「Maya」「3ds Max」による3DCG制作の基礎を約8ヶ月で学びます。

3DCG・映像クリエイター講座
学習ソフト:3ds Max/Maya/After Effects/Premiere Pro

動画クリエイター講座
学習ソフト:After Effects/Premiere Pro/DaVinci Resolve/Illustrator/Photoshop

契約前に無料の個別相談会へ参加して疑問をなくそう

個別相談会に参加すると、費用や習得できるスキルレベルなどがわかります。契約する前に必ず個別相談会で疑問を解消しておきましょう。
公式サイトを見るだけではわからないことを、直接聴いておくことをお勧めします。未経験でも、気軽に相談してください。

以下のリンク先から、個別相談会への参加予約を行ってください。

無料個別相談のご予約

個別相談会で分かることは、主に以下のことです。

  • 参加条件
  • 受講に必要なスキル・環境
  • 学べる内容、学習の仕方
  • 授業の難易度、スピード感
  • 到達できる表現のレベル
  • 料金の総額
  • 利用できるサービス
  • 分からない点に関する対応
  • フィードバックや面談
  • 修了証の発行
  • 就職、転職、案件獲得のサポート体制

3DCG制作に興味はあるけど未経験で自信がない人へ「想像より簡単、初心者向けチュートリアルを見つけよう」

以下は、一昔前の僕が感じていたことです。

PhotoshopとIllustratorを覚えて、HTMLとCSSをかじって、クラウドソーシングを使って単価の安い下請け仕事でこき使われる。就職活動を始めたけどWebサイトも作れない、JavaScriptもPHPも使えない圧倒的不利な現実に押しつぶされそうだ。Premiere Proで文字起こしやカット編集をマスターしたけど、はっきり言って中学生でもできる。休日に家族をほっぽり出して、副業という名のコンビニバイト以下の時給で自分はいったい何をやっているんだろう……。

やっと地獄の営業職から抜け出してWebデザイナーとして就職できた。いずれはフリーランスに……でも個人事業主としてデザインや動画編集で稼ぐ術が見つからない。もちろん稼いでいる人はいますが、自分にはセンスも情熱もありませんでした。

渋滞を避けつつも努力と成果の結びつく分野はどこだろうと毎日考えていました。僕のように社会から弾き出された人は、自分の力で生活費と足りない年金2千万を稼ぐしかありません。デザインやWebサイト制作、ブログ、一眼レフカメラ、プログラミング、英会話、YouTubeなど、どんな分野でもいずれは一般化されます。学習教材も出そろい初心者フレンドリーとなります。

チャンスが広がるのは社会にとっていいことですが、初心者が始めやすくなるということは、市場が飽和して稼ぎにくくなることを意味します。強者と弱者とでわかりやすく収入格差が発生します。競争が激しい場所に飛び込んで生き残れるのは、若くて才能のある人だけです。

Cinema 4Dを独学で習得するにはロードマップ(初心者から中級者になるまでの具体的な学習手順)が必須

3DCG制作はは天才だけの行為じゃありません。3DCG制作をやる人の一部に、天才がいるだけです。多くの3DCG制作者は凡人ですし、僕は凡人以下です。Cinema 4Dは操作が簡単なので、僕のような美的センスのない初心者でも扱いやすい点が素晴らしいと思います。

Cinema 4Dを独学する場合、約1000時間が必要だと考えます。

Cinema 4Dを独学で習得するには

初心者(操作を何も知らない状態)
最適な手順で、無駄なく約1000時間の学習
中級者(思い通りに作品が作れる状態)

「3DCG制作をやると言ったら家族や友人に笑われそう」と思っている人は、Cinema 4Dに1000時間を投入した後に自分の作品を見せてみましょう。きっと「凄いね」と褒めてもらえます。

1000時間の割り振り例
・1週間に 7時間(1日1時間)の学習  → 1000日間(約3年)
・1週間に10時間の学習        → 100週間(約2年)
・1週間に20時間の学習        →  50週間(約1年)

このブログは、Cinema 4D初心者が中級者になるため独学ロードマップを提供しています。

3DCG制作は生産行為(お金は消費者から生産者に流れる)

資本主義経済において、お金は消費者から生産者に流れます。
例えば僕がゲームを買ってプレイすると、ゲーム制作にかかわった人たちの財布が潤います。ゲームをプレイしてお金を稼ぐ人もいますが、彼らは素晴らしいプレイを見せ観客を楽しませるという価値を提供する生産者です。

何が言いたいかというと、僕たちは生産者になるべきということです。

・トヨタ自動車
トヨタが自動車を生産し、世界中の人がトヨタ車を運転します。
お金はトヨタに流れ、世界的な企業になりました。

・Apple
Appleが「iPod」「iPhone」「Mac」を製作し、世界中の人が使います。
お金はAppleに流れ、時価総額世界1位になりました。

・マイケル・ジャクソン
マイケル・ジャクソンが楽曲を制作し、世界中の人が熱狂します。
お金はマイケルに流れ、彼は莫大な富を築きました。

上記は極端な成功例ですが、消費者でいる限りお金は稼げません。3DCG制作は生産行為です。「でも競争に勝てる自信がないよ……」と思ってしまうのは当然の心理です。ですが必ずしも業界シェアで1番になる必要はありません。

業界全体で売上100億円規模の場合
・シェア 100 %:100億円の売上
・シェア 10 %:10億円の売上
・シェア 1 %:1億円の売上
・シェア 0.1%:1千万円の売上

※市場が活性して全体のパイが2倍の200億円になった場合:シェア率が同じでも売上は2倍
※市場が停滞して全体のパイが1/2の100億円になった場合:シェア率が同じでも売上は1/2

※矢野経済研究所調べによると、2021年度の動画コンテンツビジネス総市場規模(主要5市場計)は、事業者売上高ベースで約7,500億円とのことです。
参考:2022年度動画コンテンツビジネス主要5市場は前年度比109.3%の8,200億円予測/矢野経研調査
参考:世界のアニメーションおよびVFX市場-成長、傾向、COVID-19の影響、および予測(2022年-2027年)

僕自身、最初から1番を目指していません、というか実力的に無理です。目標は低く、実現可能性は高く、必要な分だけ稼ぐ、が僕のモットーです。

いま3DCGをやるべき理由「市場が拡大」「需要>供給」「参入障壁が高い」

自分が参入する分野を選ぶ時のポイントは以下の3つです。

  • 今後伸びていく市場である方が望ましい(需要が拡大して稼ぎやすい)
  • 需要に対して供給が少ない方が望ましい(購入者が多くて稼ぎやすい)
  • 参入障壁が高い方が望ましい(競争が緩やかで稼ぎやすい)

今後伸びていく市場である方が望ましい(需要が拡大して稼ぎやすい)

需要が拡大:需要が拡大している産業は、稼ぎやすい。(例:プログラマ―)
需要が縮小:需要が縮小している産業は、稼ぎにくい。(例:ハンコ業者)

テキストのみ

テキスト+画像

実写映像(YouTube全盛)※今ここ

3DCGを含む映像(モーショングラフィックス、AR・VR、メタバース)※今後

通信技術がますます発展する中で、動画広告やYoutubeのオープニング映像など、3DCGを活用したモーショングラフィックス映像を見かける機会は増えていくでしょう。3DCGのスキルを取り入れると、まるで上りエスカレーターに乗ったみたいに、楽に稼げます。

サイバーエージェント調べによると、動画広告市場は、2022年には5,497億円、2025年には1兆465億円に達する見込みとのことです。
参考:サイバーエージェント、2021年国内動画広告の市場調査を発表
参考:2030年の経済効果は30倍超、デバイス進化の加速が後押し

需要に対して供給が少ない方が望ましい(購入者が多くて稼ぎやすい)

需要>供給
需要が供給よりも多い場合、購入者が多くて稼ぎやすい。
(例:初期のUber Eats配達)

需要<供給
需要が供給よりも少ない場合、購入者が少なくて稼ぎにくい。
(例:後期のUber Eats配達)

近年、モーショングラフィックスの広告を見ることが増えました。ですが逆に言えば近年まで広告と言えば実写でした。実写からCGへの過渡期ともいえる現在、需給バランスが崩れている状況にあります。つまり、需要が供給よりも多い状態と言えます。

After EffectsとCinema 4Dとのスキルを組み合わせることで、実写映像を撮影することなく、映像として十分な情報量と分かりやすさを実現できるようになりました。撮影機材もカメラマンもモデルも不要となり、モーショングラフィッカーだけで映像が作れるため、企業側からするとコストパフォーマンスも優れています。映像制作会社で勤務するとしても、フリーランスになるとしても、需要が供給を上回る今がチャンスです。

まつ
まつ

Webデザイナーも動画編集者も、既に過当競争市場となりました。

僕たちは3DCGのスキルを身に着けて、過当競争から抜け出しましょう。2DCGでの経験は無駄になりません。2DCGと3DCGとのスキルをかけ合わせることで差別化を図れます。3DCGが社会一般に浸透する前段階にいる僕たちは、先行者優位をとれます。

参入障壁が高い方が望ましい(競争が緩やかで稼ぎやすい)

参入障壁が高い
新規参入者が少ないので競争が緩やかで稼ぎやすい。(例:インフラ業界)

参入障壁が低い
新規参入者が多いので競争が激しくて稼ぎにくい。(例:物販業界)

3DCG制作への一般的なイメージは以下のようなものです。

  • CGだから難しそう
  • 特別な才能を持った人だけの仕事
  • 絵が描けないと無理

イメージはしばしば、現実からかけ離れます。Cinema 4DやBlenderの登場により、3DCGは今や一般化されたものとなりました。一定の努力によって、誰もが3DCG作品を作れます。絵を描けなくても3DCGのキャラクターは作れます。

みんなの頭の中での3DCG制作のハードルは、現実よりも高い位置に設定されています。本当はもっと簡単だとしても、参入障壁として高くなります。僕たち3DCG制作を行う側からすれば幸運なことです。参入が少ないから競争相手も少ない、だから稼ぎやすい状態が維持されます。今後も拡大し続ける市場のパイを、少ない人たちで山分けできます。

嫌な仕事をやり続けた際の影響(脳の海馬が委縮する、うつ病になる)を考えると、興味のある仕事にシフトするべき

僕の医学知識は皆無に等しいですが、研究機関のWebサイトで幸福度に関する情報がありました。嫌な仕事をやり続けた際の影響は、僕たちが思うよりも深刻です。
参考:ヤクルト中央研究所トップ健康用語の基礎知識コルチゾール
参考:安衛研ニュースNo. 87 (2016-01-08) > ストレスホルモンを測る

幸福度が低い人の人体への影響
・コルチゾール(ストレスホルモン)が長期間に渡って過剰に分泌される
・脳の海馬が委縮する
・うつ病になる
幸福度が高い人の人体への影響
・コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が減少する
・心血管系疾患、肥満、糖尿病、高血圧、免疫系のリスクが低くなる

ハンガリーの心理学者ミハイ・チクセントミハイ(Mihaly Csikszentmihalyi)は、人間の幸福度を上げるためにはフローを体験することが重要だと提唱しています。フローとは、スポーツ選手でいうところのゾーンです。もっと平たく言うなら、時間経過を忘れるくらい、極度に集中することです。要するに、自分が没頭できることを探すことが重要です。
参考:What is a Flow State?

僕の場合はCinema 4Dで遊んでいるときにフローを実感します。今思えば、子供の頃に時間を忘れて泥団子を作ったり、秘密基地で遊んだり、NINTENDO64のスマブラをやっていたこともフローだったのかもしれません。

フローのメリットは以下の通りです。

  • フロー状態に至ると、自分の作業に対して楽しさ・充実感を見いだせる。
  • フローを経験する人は、前向きな精神状態となりやすい。
  • フローを何度も経験する人は、幸福度や満足感が高い。

フローを体験する流れ

1.自身が行う作業に興味ややりがいを感じている
自分の心に嘘はつけません。嫌いなことでフローに至ることはできないことを受け入れましょう。
あなたの好きはなんですか?

2.集中できる環境を作る
スマホの通知音は大敵です、一気に集中を持っていかれます。
周りに人がいない場所でリラックスした状態を維持しましょう。

3.作業だけに意識を集中させる
今日の晩御飯、明日の仕事、休日のスケジュールに思いを馳せてはいけません。
作業に取り組むことで得られる成果に目を向けると、自然と集中できます。

4.集中を30分以上持続する
集中してすぐにフロー体験は得られません。
少なくとも30分以上は集中する必要があり、完全な没頭が達成されると時間経過を感じなくなります。

5.作業が終了するまで集中する
フローの状態を楽しむには、完了するまで作業を続けましょう。
作業を途中で辞めてしまうと、再びフローに至る手続きが必要です。

あなたは今の仕事でフロー状態になりますか?一番大事なのはあなた自身の幸せです。あなたの仕事・健康・人生の選択権は、あなただけが持っています。

もし3DCG制作に興味があるなら、今から少しずつCinema 4Dのスキルを身に着けていきましょう。適切な学習と実践を続ければ、将来仕事にできます。

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