グラフィックボードを買ったらやるべきこと(クリエイター向け)「色深度:10bit」「ドライバー更新」

グラフィックボードを買ったらやるべきこと(クリエイター向け)「色深度:10bit」「ドライバー更新」

またグラフィックボードを購入したらやるべき設定があります。主に以下のことです。

  • グラフィックボードの色深度(bit深度)を10bitに設定
    ディスプレイに表示できる色数が増える
  • グフィックボード(GPU)のドライバー更新
    アプリケーションの挙動改善、高パフォーマンスの安定動作が期待できる

グラフィックボード(GPU)とはそもそも何か、おすすめのグラフィックボードはどれか、に関しては以下の記事をご覧ください。

グラフィックボードの色深度(bit深度)を10bitに設定(「NVIDIA/Geforce」や「AMD/Radeon」も可能)

グラフィックボードには色深度(bit深度)が設定されています。多くのグラフィックボードはデフォルトで「8bit」となっています。
CGや映像を扱うクリエイターは、10bitに設定することをお勧めします。10bitにすることで、ディスプレイに表示される色数が劇的に増えます。
一見すると「8bit」と「10bit」との違いは分かりづらいですが、グラデーションの表現で明らかに差が出ます。

近年少しずつ10bit表示できるPCモニターも一般消費者層で増えてきました。今後10bitでの鑑賞が主流になっていくことが予想されるため、クリエイターである我々も10bitで制作しましょう。

公式(NVIDIA):Latest NVIDIA Studio Driver Now Available: Supercharge your favorite creative apps

色深度の「bit値」によって、ディスプレイの表示色数が変わる(グラボ-ケーブル-PCモニター)

色深度RGB(赤・緑・青)それぞれが表示できる色数
グラフィックボード(GPU)の色深度(bit深度)を「10bit」に設定することで、約10億7千万色を使った表現ができます。「8bit」の約64倍の色数です。

8bitの場合・・・2の8乗
・RGBそれぞれ各色の階調数:256階調(256通りの色パターンの情報量)
・全体の色数(フルカラーの理論値):約1,678万色
 R:256 × G:256 × B:256=約1,678万色(16,777,216色)
10bitの場合・・・2の10乗
・RGBそれぞれ各色の階調数:1,024階調(1,024通りの色パターンの情報量)
・全体の色数(フルカラーの理論値):約10億7,374万色
 R:1,024 × G:1,024 × B:1,024=約10億7,374万色(1,073,741,824色)

「10bit」の作業環境を実現するには、以下を満たす必要があります

  • グラフィックボード(GPU):10bit
  • PCモニター(ディスプレイ):10bit
  • グラフィックボード(GPU)とPCモニター(ディスプレイ)とを繋ぐケーブル:10bitの伝送が可能な規格

PCモニターの「色深度」については、以下の記事を参考にしてください。

クリエイター向けPCモニターおすすめ3選(主に3DCG制作)「色深度」「色域」「HDR」とは

カラーマネジメントPCモニター:プロのクリエイターが使う、正確な色調整・色再現ができるPCモニターです。キャリブレーションによって、ディスプレイの「経年劣化」と「色の個体差」をカバーします。

カラーマネジメントモニターのおすすめ2選(クリエイターのためのキャリブレーションとは)

ケーブル(HDMI/DP/USB):ポート(端子)の性能に合うケーブル規格を選びます。ケーブルの規格によっては、グラフィックボード(GPU)やPCモニターなど各機器の性能を発揮できません。
ケーブル選びに重要な「帯域幅」「リフレッシュレート」も解説しています。

PCとPCモニターとを繋ぐケーブル「HDMI」「DisplayPort(DP)」「USB Type-C」「Thunderbolt」/帯域幅/リフレッシュレート/Wi-Fi 6E/Bluetooth

各PCパーツの簡単な説明:パソコンを構成する各PCパーツ(CPU・CPUクーラー/メモリ(RAM)/グラフィックボード(GPU)/ストレージ(HDD・SSD)/電源ユニット(PSU)/PCケースなど)の簡単な説明は、以下の記事にまとめています。

3DCG制作のおすすめデスクトップPC【初心者/中級者/上級者】(BTOパソコンメーカー9選)

「NVIDIA」「AMD」「Intel」の10bit表示方法の参考資料

「NVIDIA」「AMD」「Intel」それぞれ、色深度(bit深度)の設定方法は異なります。参考資料を確認してください。

YouTube:Geforce 10bit表示解禁!! 解説と設定方法

グフィックボード(GPU)のドライバー更新:アプリケーションの挙動改善、高パフォーマンスの安定動作が期待できる

不具合の修正やアップデートがあるときは、更新ファイルがメーカーから提供されます。
デバイスマネージャーで、ドライバーの確認、更新ができます。

古いドライバーだと、新しいOSに対応できない場合があります。また間違ってドライバーを削除すると、PCの不具合が起こります。

ドライバー(デバイスドライバー)とは:OSとハードウェアとの橋渡しをするシステム(ファイル)

OS(Windows、MacOSなど)とハードウェア(マウスやキーボード、グラフィックボードなど)とだけでは、PCは動作しません。ドライバーをPCにインストールすることで、ハードウェアを理解しPCが使用できるようになります。

ハードウェアにドライバディスクが付属していない場合は、メーカーのWebサイト上にドライバーが公開されています。型番ごとにダウンロードし、PCにインストールします。

参考:ドライバとは|初心者のためのパソコン講座
参考:PCのドライバってなに?どういうときに必要になる?

グフィックボード(GPU)のドライバー更新の流れ

各GPUメーカー(NVIDIA/AMD/Intel)は、様々なアプリケーションにGPUを最適化するため新しくドライバーを発表します。
ドライバーを更新(アップデート)することで、アプリケーションの挙動が改善したり、より高いパフォーマンスを安定して発揮したりします。バグの原因がデバイスではなく、ドライバーにあるためです。

よって基本的には、ドライバーは常に最新を保つようにしましょう。
各GPUメーカーのWebサイトから自身が使用しているGPUの型番に合ったドライバーをダウンロードし、PCにインストールすることで、ドライバーを更新します。

ドライバーを更新して不具合が発生した場合は、最新バージョンのドライバーに問題があります。ドライバーのダウングレードを行いましょう。現状のグラフィックス機能に問題がないならば、あえて最新のバージョンを使わない選択もあります。

参考:グラフィックドライバーの更新方法を教えてください。(Windows 10)

GPUのドライバー更新(アップデート)の流れは、大まかに以下の通りです。

1-使用しているグラフィックボードの型番を調べる

YouTube:通常のドライバ更新方法は説明欄に記載|NVIDIAグラフィックスボードのドライバの更新方法 GeforceExperienceのアプリを使う ドライバのアプデ インストール方法
YouTube:【AMD Radeon】グラボのドライバ更新を分かりやすく解説【GPU】

グラフィックボードは、マザーボードの「PCI Express x16」スロットに接続されています。グラフィックボードとマザーボードとの相性で起動しないことは、滅多にありません。
ですがマザーボードについて知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。

マザーボードとは?PCパーツのマザーボード選びで失敗しない方法とおすすめを初心者向けに徹底解説

2-各GPUメーカー(NVIDIA/AMD/Intel)のWebサイトからドライバーをダウンロード

NVIDIAの場合、以下の2種類があります。

  • Game Ready ドライバ
    ゲーマー向け。主要なゲームタイトルへの最適化、バグフィックスが施されているバージョン
  • Studio ドライバ
    クリエイター向け。クリエイティブ分野のソフトの性能向上、安定動作を主眼においているバージョン

3-ドライバーをPCにインストール

基本的には、パネルに表示されるテキストの指示通りに推奨される方法でインストールを行います。

参考:NVIDIAドライバのインストール方法&更新方法 – ダウングレードの方法も
YouTube:【NVIDIA】グラボのドライバ更新&コントロールパネルの入れ方解説【GeForce】
参考:【AMDチップス集】誰でも簡単!AMD Radeonドライバーのインストール&更新方法(2022年6月版)

  • エクスプレスインストール
    現在の設定を維持しながら既存のドライバをアップグレード
  • カスタムインストール
    インストールする項目を指定することができ、現在の設定を維持することも可能
  • クリーンインストール
    設定が初期化される(古いドライバへのダウングレードで使用)

グラフィックボードの問題が解決しない場合は、グラフィックボードを買い替えるか、次回からBTOパソコンを検討してみてください。
BTOの場合、ネット上で構成パーツを指定するだけで、組み上がったパソコンが自宅に届きます。自作PCでありがちな、パーツ選びのミスも起こりません。出荷前に起動テストされているため、届いたらすぐにパソコンを使用できます。

3DCG制作のおすすめデスクトップPC【初心者/中級者/上級者】(BTOパソコンメーカー9選)

ノートパソコン:3DCG制作のような重たい作業も、ノートPCで可能です。自宅でも色んな場所で作業したい、出先で作業したい、と思っているならノートPC一択です。パソコンに機動性を重視しない場合は、デスクトップPCの方が割安です。

【保存版】初心者にオススメの3DCG制作用ノートPCの選び方ガイド

※4-GPUメーカーの付属アプリケーションをインストール(やらなくてもOK)

今後、ドライバーのアップデート(更新)を簡単に行えます。

NVIDIA:「GeForce Experience」

公式(NVIDIA):GeForce® Experience™
公式(パソコン工房):NVIDIAドライバの更新とダウングレードする方法

AMD:「AMD Software: Adrenalin Edition」

公式(AMD):AMD Software: Adrenalin Edition™ テクノロジー

AMDのRadeonドライバーは、定期的に大型機能更新を含むアップデートを提供します。
場合によっては、名称が変わります。 
Radeon Sofrware:Adrenalin 20xx Edition

Radeon Sofrware:Adrenalin Edition

AMD Sofrware:Adrenalin Edition(2022年版)
CPUとGPUとの連携(AMDプラットフォームの強み、特にモバイル)を強調するネーミング

YouTube:Radeon Softwareが大幅にアップデート、その内容とは?:ジサトラKTU 237
参考:AMD、RSRをサポートした「AMD Software: Adrenalin」新バージョン発表&FSR 2.0も投入予告

CPU:マウス、キーボード、ハードディスク、メモリー、周辺機器などからデータを受け取り、CPUが制御・演算を行います。

CPUとは?PCパーツのCPU選びで失敗しない方法とおすすめを初心者向けに徹底解説

CPUクーラー:CPUを冷却するためのパーツで、CPUに高負荷をかけた際のCPUの性能低下や誤作動、故障などのリスクを抑えます。最も発熱しやすいPCパーツであるCPUは、冷却が常に課題となります。CPUの性能に見合ったCPUクーラーでなければ、十分な冷却ができません。

CPUクーラーとは?PCパーツ「空冷」「水冷」選びで失敗しない方法とおすすめを初心者向けに徹底解説

グラフィックボード(GPU):グラフィックボードは、画像処理に特化して計算を行うGPU(半導体チップ)を搭載しています。

グラフィックボード(GPU)とは何かを確認、クリエイター(3DCG制作)向けおすすめ紹介

グラフィックドライバー関連の用語

DDU(Display Driver Uninstaller):NVIDIA・AMD・Intelのグラフィックドライバーを削除できるソフトウェア
以下の症状が発生した際に有効なソフトウェアです。
・新しいグラフィックボードのドライバーが入らない
・コントロールパネルからドライバーを削除できない
・グラフィックボードが原因で、PCの調子が悪い

参考:【DDUの使い方】グラフィックドライバを安全に削除・インストール
参考:DDU(Display Driver Uninstaller)の使用方法
UWD(Universal Windows Driver):Windowsのドライバーモデル
YouTube:DXR?VRS?VRR?VSR?OTR?謎の自作用語・略語を覚えよう!:ジサトラKTU 111

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